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医院だより

第41回『爪切りもできます 』

こんにちは、理事長の工藤です。

前号では、「メラノーマの見分け方 」についてお話ししました。

今回は「爪切りもできます 」というお話をします。

 

■爪が変形して切りにくい 

ご高齢の方に多いのですが、爪が分厚くなってしまったり、グネグネと変形してしまったりする方が少なくありません。いくつかの原因が考えられますが、まず最も重要なのが、「爪白癬」です。要するに爪の水虫ですね。なので、爪が白くなったり黄色くなったり、あるいは爪が分厚くなったり変形します。そういった場合は、まずは必ずお近くの皮膚科を受診してください。そして、爪水虫菌がいないかどうか、皮膚科で検査してもらってください。また、「爪甲鈎弯症」や「肥厚爪」といわれる、加齢による変形や足の骨の変形からくる爪の変形もあります。こうなってくると、爪の変形があまりに高度になるので、自分ではうまく爪を切れない場合も多いです。

 

 ■皮膚科では爪切りもできます

 実は、意外に知られていないのですが、医療機関では爪切り処置もできます。ただし、巻き爪や爪白癬、あるいは細菌感染などで炎症がある場合に限ります。関節の病気で、手が足まで届かない方や、リウマチなどで手の関節が変形して爪切りが上手くできない方。また、爪の変形が高度のため、自分では爪が切れない方。または施設入所中で、施設のスタッフでは爪が切れない方、など。そういった方の足の爪に「爪囲炎」「爪根炎」と呼ばれる炎症を伴った場合に限り、病院で爪切り処置をしてもらえます。

処置の金額は、

・3割負担で180円

・1割負担で60円

程度です。

また、爪の本数や片足か両足か、では金額は変わりません。何本処置しても一律でこの金額です。ただし、この処置は、クリニックによって対応してくれるところと、対応していないところがあります。また、科にもよります。皮膚科以外にも、整形外科、内科などでも対応してくれるところもあります。ですので、まずはお近くの皮膚科や、整形外科クリニックなどに、受診する前に、電話で、「爪切り処置をやってもらえるか」を、事前に確認しておくと良いと思います。「医療機関で爪切り処置ができる」ことが意外に知られていないので、今回はそれをお伝えしました。