こんにちは、理事長の工藤です。
前号では、「敏感肌の意外な原因とは?」についてお話しました。
今回は「免疫力アップの方法とは!」のお話をします。
■人間にもともと備わっている免疫力を高めよう!
もともと人間には「免疫」という防御システムがありますが、
・免疫力を高めてウイルスにかからないようにする
・仮にかかっても早く回復できるようにする
・仮に感染しても重症化しないようにする
ということは可能だと思います。
実際に、そもそもウイルスにかかりやすい人とかかりにくい人。
あるいはかかった際に重症化しやすい人、軽症で済む人がいることがわかっています。
もちろん、
・高齢者が重症化しやすい
・基礎疾患(持病)をお持ちの方が重症化しやすい
ということはたくさんあります。
しかし、発症からわずか数時間で病状が悪化して亡くなられる方もいる一方、高齢者の中でもごくごく軽症で、元気に退院される方もいます。
また反対に、若くて基礎疾患が無い方でも、重症化する方もあります。
では、この違いは何なのでしょうか。
もちろん、遺伝的な問題や人種差などもあるかも知れませんが、私は「栄養学」の立場からの違いもあるのではないか、とにらんでいます。
当院では、数年前から、「栄養療法(オーソモレキュラー療法)」という治療を行っています。
これはサプリメントや食事改善によって、しっかりと栄養を補い、そもそも自分自身が持っている自然の免疫力や、体力を強化して、病気にかかりにくくしたり、治りにくい症状を改善させる治療法です。
アトピーやニキビ、美容治療など、なかなか治らない皮膚症状にも効果があります。
今回、この「栄養療法」を応用した、ウイルス対策をご案内していきたいと思います。
■ウイルス感染は粘膜から!
まず、ウイルスはそもそも、どうやって人間に感染するのでしょうか。まずはウイルスは基本的に粘膜から侵入します。
粘膜があるところとは、例えば鼻、目、喉などです。
風邪の原因はほとんどがウイルスですが、実際、風邪の症状はまず、鼻や喉にでますよね。
また、ウイルスではありませんが、花粉症も鼻、目、喉などに症状がでます。
つまり、外界から細菌やウイルスが侵入する際、多くは粘膜から侵入します。
逆に言えば、粘膜は普段から、細菌やウイルスが侵入してこないように、防御している部分でもあります。
では、その粘膜を強くする方法はないでしょうか。
この粘膜の免疫力を高めて、感染症にかかりにくくする医療分野を、「粘膜免疫学」と言います。
「粘膜免疫学」はとても分厚い医学書がたくさん出版されていますが、ちょっとマニアックな分野です。
なので、「栄養療法」に取り組んでいるお医者さん以外は、ほとんど知らない分野かも知れません。
前述でもお話しましたが、「栄養療法」とは食生活や栄養状態を改善することで、お薬だけではなかなか治せない病気や症状を改善させる治療法のことです。
ちなみに、当院は「栄養療法」の分野では神奈川県県央部No.1の実績を誇るクリニックです。
栄養療法についてご存じない方は、当院ホームぺージ「悩み症状」ページ内に「オーソモレキュラー療法」のご案内があります。
ぜひご覧ください。