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医院だより

第71回『食物アレルギーの原因となりやすい食べ物とは?』

こんにちは、理事長の工藤です。
前号では、「「手あれ」ができる原因とは?」についてお話しました。
今回は「食物アレルギーの原因となりやすい食べ物とは?」のお話をします。

■食物アレルギーを心配する患者さんが間違いやすいポイント

アトピーなどで、食物アレルギーを心配される方の多くは、普段食べることのないような食べ物まで何でもかんでも「アレルギーの原因なんじゃないのか?」と不安に思ってしまうようです。
しかし主な食物アレルギーの原因は限られています。
それらを知ることで、可能性の高いものから順にアレルギーを疑っていけば効率が良いです。
以下が原因食物の一覧です。

・そば
・ピーナッツ
・牛乳
・卵白
・小麦
・大豆
・ゴマ
・魚介類
・果物
・野菜

これらの食物が、食物アレルギーの「90%以上」を占めます!
ですから、まずは、頻度の高いこれらの食物から順に疑ってみてください。
一覧をみて、「なんだ、ほとんどの食べ物が含まれてるじゃないか」と思った方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、良く見てみると多くの人が日常的に摂取している「お肉類」が含まれていないことにお気付きでしょうか。
お子さんの、牛肉アレルギー、豚肉アレルギー、鶏肉アレルギーを心配して、来院されるお母さんもいらっしゃいます。
もちろん、実際にお肉アレルギーの患者さんもいらっしゃるのですが・・・。
まず最初の時点では、一覧表を見て、可能性の高いものから疑っていった方が効率が良いと思います。

■食物アレルギーの原因は年齢によって違う!

さらに効率よく食物アレルギーの原因を特定する方法があります。
それは、患者さんの年齢です。実は、年齢によって、アレルギーの原因となる食べ物が異なるんです。
以下にその一覧を挙げます。

★年代別 頻度の高い食物アレルギーの原因★
・乳幼児:牛乳、卵白
・小児 :小麦、大豆、ゴマ、そば、ピーナッツ
・成人 :魚介類、果物、野菜、そば、ピーナッツ

ちなみに、大まかにですが、
「乳幼児」は小学校就学前まで
「小児」は小学生から中学生まで
「成人」は高校生以上
というくくりでご理解ください。
ですから、「成人であるあなた自身」が食物アレルギーを心配しているのであれば、小麦や卵よりも、魚、野菜、果物、そば、ピーナッツなどに気を付けてみた方が効率が良いです。
また、「幼稚園や保育園のお子さん」だったら、魚や果物などのアレルギーを疑う前に、牛乳や卵白のアレルギーを疑った方がよいでしょう。
アトピーの悪化要因として、食べ物を考える時も役立つと思います。
原因となりやすい食物を覚えておくと、効率良く原因の特定ができます。
これを知っておくと、アトピーや食物アレルギーを心配している際に、無駄な検査をしないで済みます。
当院でも採血によるアレルギー検査を行なっておりますので、ご希望の方はご相談ください。