イライラむしゃくしゃしていると、ケンカ勃発！困りますよね。ケンカを始めず、売られたケンカも終了させるコツを知っていれば、こうならないかもしれません。
怒りをコントロールする「アンガーマネージメント」では、怒りのピークは6秒だといわれています。ですから、自分がイライラしているなら、とりあえずゆっくり6まで数えてみましょう。ずいぶんクールダウンしていることに、気がつくはずです。相手が怒っているときも、「6つ数えて」と、声をかけてみます。それで落ち着いてくれるといいのですが、失敗することもあるでしょう。そんな時は、こんな必殺技をお試しください。
ケンカは、「わかってくれない」と感じることが大きな原因です。ですから、わかってもらえた、と相手が感じれば気持ちよく和解できます。まず、相手に話しかける声のトーンがとても大切です。冷たい声や、嫌な態度では、ケンカが大きくなるばかりです。温かいしゃべりかたで、相手に安心感を与えるよう心掛けます。
そのうえで最初にすべきことは、相手の話を受け止めること。口をはさんだり、反論するのではなく、とにかく聞き役に徹します。理解しているという仕草や、相槌を交えながら、ひたすら聞きます。相手に対する嫌な気持ちが表に出ないよう、ある程度聞き流してしまうのも一案です。怒りを吐き出せば、落ち着きをとりもどしやすくなってきます。ここまでくれば、あと一息です。
次のステップでは、相手に共感を表します。「それはイヤだったね」「そう感じたら怒るのも当然だよね」といった、相手が「理解された」と思う言葉を選ぶのがコツです。ヘタに謝罪すると怒りに火を注ぐこともあるので、あくまで謝罪ではなく、共感を心がけてください。
仕上げは、「じゃあ次からはこうしよう」といった前向きな提案です。これでほとんどのケンカは穏便に終了するはずです。困ったときに一度試してみてください。
