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医院だより

スーパーフード 次に来る進化系シードは?

 美と健康に敏感な女性や海外セレブが注目する「スーパーフード」。スーパーフードとは、抗酸化力が認められ、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養成分を豊富に含む自然由来の食材です。

 キヌア、アマランサス、ヘンプシード、チアシード、バジルシード、といったスーパーフードは、比較的簡単に手に入り調理も簡単です。そのため、ゆでるとプチプチとした食感のキヌアをスープに入れたり、炒ったアマランサスをサラダのトッピングに使ったり、といった風に普段の料理に取り入れる人も増えてきました。

 「シード」とは種を意味し、キヌアとアマランサスはヒユ科の雑穀です。種には多くの栄養素が含まれるため、これまで多くの種がスーパーフードとしてとりあげられてきました。そして次なるスーパーシードとして、世界ではこんな種たちが注目されています。

 イタリアで話題なのは、筋力アップに役立つ栄養分が含まれ、排尿障害にも効能があるパンプキンシードです。カボチャの種は、以前から料理に利用されてきました。ただ、あくまでわき役だったのが、おしゃれなバーでおつまみに使われたり、シリアルバーになったり、と存在感を増しています。ひまわりの種をスナックのように食べる中国では、より健康的な種を求め、ネットで農場から直接購入するスタイルが注目されています。

 スイカの種には、タンパク質、ビタミン、葉酸などが豊富に含まれています。悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがある不飽和脂肪酸が含まれているので、血糖値の抑制にも効果があるそうです。ロンドンのスイカジュースメーカーは、廃棄されていた種を軽くローストして販売し評判になっています。家庭でも、種に塩で軽く下味をつけてフライパンで炒ると、香ばしくいただけます。この夏自家製スーパーシードとして、おやつやおつまみにいかがですか。