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医院だより

ツボを押して凝りや痛みを和らげ、ストレスも解消!「セルフツボ押し」

疲労や運動不足は血のめぐりを悪くします。すると、筋肉が硬くなったり凝りやすくなったりします。さらには、老廃物がたまって神経を刺激し、痛みを伴うことも。とくに凝りや痛みが起こりやすいのが首や肩、腰などで、いつも肩が凝っている、腰が痛いといった悩みを持つ人は少なくありません。

 そんなときにおすすめなのがツボ押しです。人の体には361カ所のツボがあり、刺激することで血行がよくなったり、筋肉がほぐれたり、体の凝りや痛みを和らげたりできます。自分の指を使うだけなので、いつでもどこでも手軽にツボ押しできるのがメリット。ポイントは力を入れすぎず、「痛気持ちいい」と感じるくらいに押すこと。指を垂直にツボにあて、ゆっくり押すことも大切です。5秒ほど押し、3~5回繰り返しましょう。

 覚えておくと役立つツボを4つ紹介しましょう。「頭維(ずい)」はこめかみの、髪の生え際からやや奥にあるツボ。慢性的な頭痛や目の痛みを和らげてくれます。頭の中をリフレッシュしたいとき、集中力を高めたいとき、気持ちが落ち込みがちなときにもおすすめです。次に、「三陰交(さんいんこう)」。足の内くるぶしから指4本分上の、スネの骨のすぐそばにあります。血液の流れをスムーズにし、冷えを改善。子宮に働きかけ、更年期障害や月経痛など、女性特有の症状も改善します。

 そして、「合谷(ごうこく)」。手の親指と人さし指の骨が交わる部分から、やや人さし指寄りにある、凹んだ骨のすぐそばにあります。肩こりや頭痛、目の疲れをとるほか、ストレス解消にも役立ちます。気持ちが落ち着かないときにも試してみてください。最後に、手のひらにあるツボ、「労宮(ろうきゅう)」。手を握ったとき、中指の指先があたる部分にあります。血流をよくして酸素を体中に届け、全身の疲労回復に効果的です。脳を活性化したり、精神的な疲れをとったりする効果もあります。