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医院だより

毎日がイキイキしてくる「俳句」をはじめてみませんか?

 俳句は道具いらずでいつでも、どこでも楽しむことができるのが魅力。はじめてみたら、すっかり夢中になったという人も少なくありません。テレビでおなじみの俳人、夏井いつきさんに俳句を楽しむコツを教えてもらいましょう。

 まずは基本ルールから。5・7・5の17字にすることと、季語を入れることです。あとは、題材を探して言葉をパズルのように組み合わせるだけと、簡単です。まず、題材選びから。まわりを見渡してみましょう。家の中にも題材はたくさんあります。たとえば、「扇風機」を題材にしてみませんか。「せんぷうき」で5文字ができました。その題材を7音で飾ってみます。「猫が壊した扇風機」「ホコリがついた扇風機」といった具合です。あとは、最後の5音を考えるだけで完成。もちろん、外に出かけてみるのもいいでしょう。題材を探しながら歩けば、いつもとは違う風景を発見できるかもしれません。

 夏井さんはおもしろいと感じたこと、ふだんとちょっと違うと思ったことなどは、その都度、メモをとるようにしているのだとか。メモ帳を持ち歩くのでも、スマホにメモするのでもいいですね。題材探しをすることで好奇心が旺盛になります。いろいろなことにアンテナが向き、五感もより働くのだとか。その結果、毎日がイキイキしてきます。

 さて、初心者のうちは何が季語なのかわからないことも多いもの。『歳時記』をめくってみましょう。季語は伝統行事をはじめ、自然現象、食べ物、動植物、生活習慣など、バリエーション豊富。解説や実際の句も載っていて、読んでいるだけでも楽しいのだそうです。

 俳句を作るようになったら、句会に参加してみるのもおすすめです。最近ではオンラインでの句会もたくさんあります。ペンネームや匿名でOKなところもあって、気軽に参加できます。