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医院だより

相手に共感し、聞き上手になる! 「人に好かれる話し方」

 心理コンサルタントの大久保雅士さんによると、人の心をつかむのに必要なのは、最初の8秒だそうです。8秒間、笑顔でアイコンタクトをし、相手の話に興味がある表情をプラスします。これで相手は自然と好意を持ってくれるでしょう。

 口下手や人見知りで初対面の人と話すときに緊張してしまうなら、話をする前に深呼吸をするのがおすすめ。早口になるのを避けられます。また、会話をリードするのはなかなか難しいもの。そんなときは聞き役に徹しましょう。相手は話を聞いてくれることに満足し、「話していて楽しい」と感じるはずです。「この人と仲よくなりたい」と思ってもらえるでしょう。うなずくタイミングも重要です。相手の言葉の終わりぎわに「うんうん」とうなずきましょう。話に共感していることを伝えられます。

 さて、人に好かれるようになるポイントが3つあります。まず、相手を中心に物事を考えること。自分の話をするのではなく、相手が話したいことを聞くことから
はじめます。また、相手の話に共感することで相手は
気持ちよくなり、距離を狭めることができます。次に、気遣いの意識を持つこと。相手の気持ちを頭の中で想像し、心配りをします。そうすれば、自分がどう行動すべきか見えてくるでしょう。最後に、前向きに見せること。好感度の高い人は前向きで、いつも笑顔です。心の中では心配性でネガティブだったとしても、人と話すときはポジティブに見せるようにするのです。

 去りぎわのひと言もポイントです。会話の中で印象に残った話題を去りぎわに伝えるのが効果的です。たとえば、おすすめのレストランの話が印象に残ったなら、「教えてもらったレストランに早速行ってみるね」などと伝えてみませんか。相手は自分の話が認めてもらえたことがうれしく、あなたにより好感を持つでしょう。