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医院だより

姿勢や器の持ち方、手の位置に注意! 「品格のあるきれいな食べ方」

 今一度、自分の食べ方を見直しましょう。ポイントを挙げて紹介します。まず、ごはん茶碗は手に持つ。意外にも、ごはん茶碗をテーブルに置いたまま食べている人は少なくありません。そうすると前かがみの姿勢になり、食べる姿が美しく見えません。ときには「犬食い」と言って、置いた器に口を近づけて食べるようなことにも。ごはん茶碗は手に持って食べることで、自然と背筋が伸びます。ごはん茶碗だけでなく、和食の場合は、汁物の器や小皿なども同様に手で持つのが基本です。

 次に、利き手でないほうの手をテーブルの上に出す。たとえば、カレーライスを食べるとき、右手でスプーンを持ったら、左手は食器に添えていますか? テーブルの下に置いていると、どうしても前かがみになって、だらしなく見えます。洋食の場合、食器は手に持ちませんが、利き手でないほうの手で食器を添えるのがベターです。当然ながら、ひじをついて食べるのもNGです。

 そして、箸置きやコースターをきちんと使う。箸置きがあるのに、箸を器に渡して置いたり、テーブルやトレーに直置きしていませんか。箸はその都度、箸置きに戻すのが基本。そんな行動が食べ方を美しく見せます。家庭でも箸置きを使うことを習慣にするといいでしょう。飲み物の場合も、あればコースターに置くのがルール。テーブルに直接置くと、グラスの跡をつけてしまいかねません。食後のテーブルが汚れているかどうかもチェックしたいもの。美しい姿勢で正しく食べれば、基本的にはテーブルを汚しません。意識してみましょう。

 最後に、茶碗や皿にごはん粒を残さない。茶碗にごはん粒が残るのは、器や箸を正しく使えていないからかもしれません。箸でごはんをつぶさないようにすれば、器にごはん粒が張りつかないものです。ごはんを上下の2層に分けて考え、器の手前から奥へと一方向にすくっていくことで、つぶさず食べることができます。