BLOG
医院だより

ととのってみませんか? 「サウナの正しい入り方」

 「ととのう」という言葉を最近、耳にするようになりました。心がリラックスしていて、頭がすっきりしている状態のことをいいます。この「ととのう」状態になるのに、サウナがぴったりなのです。サウナに入ることで脳の疲れをとり、睡眠の質をよくします。また、血液の流れがよくなるので、肩こりやむくみ、腰痛などの不調を改善できます。美肌などの効果も得られます。

 サウナの効果的な入り方を紹介しましょう。まず、サウナで汗をかきます。女性なら80~85度くらいの温度がおすすめ。軽く運動をしたくらいの心拍数になったら、外に出る目安です。次に、シャワーで汗を流し、水風呂に入ります。16~17度の水風呂に20~30秒浸かります。そして、足の先が冷たいと感じるくらいまで外の空気を浴びます。最後に、再び、サウナに。これを3セットくらい繰り返すのがベストです。サウナは汗をかくので、合間には水分補給を十分行いましょう。

 サウナは高温の蒸気と水風呂を繰り返すので、寒い時期のヒートショックのように、温度の差が大きいと体にとってよくないのではと心配になることもあるでしょう。心配なときは、水風呂の代わりにぬるめのシャワーを浴びるのでも構いません。また、足や下半身だけ水風呂に入るのもいいでしょう。「ととのう」効果は少なくなりますが、血行をよくする働きは十分あります。

 さて、サウナのマナーも知っておきましょう。まず、当然ながら、サウナのあと、シャワーで汗を流さないで水風呂に入るのはNG。また、サウナ内ではおしゃべりをしないこと。仲のよい友人同士や家族で利用していたとしても、サウナ内では静かにしているのがマナーです。さらに、サウナに入る前には化粧を落とし、においのするものをつけないことも大切です。もちろん、スマホを持ち込んだり、雑誌や本などを持って入ったりするのも厳禁です。