BLOG
医院だより

毎日の小さな積み重ねできれいになる 「小片づけ」と「だわへし片づけ」

 整理収納アドバイザーの井田典子さんによると、居心地の悪い家には「よどみ」があり、その原因となっているのが、ものが多すぎることだとか。つまり、よどみを解消するには、ものを減らすこと。不必要なものがなくなれば、暮らしがスムーズになります。居心地のいい家になるというわけです。そのためにおすすめの方法が、「小片づけ」と「だわへし片づけ」です。

 まずは小片づけのルールから。3つあります。①目の前の1カ所からはじめる。たとえば、ダイニングテーブルからなら、食事と関係のないものを片づけましょう。洗面台の引き出しからなら、身支度に必要のないものをとり除きます。最初から欲張ってあちこち片づけようとすると長続きしないので、まずは1日1カ所がポイントです。②枠を決める。たとえば、キッチンの引き出しなら、はしを入れるところ、スプーンやフォークを入れるところなど、枠を決めます。あとは使ってもとに戻すときは枠の中に入れるだけ。枠のおかげで出し入れがスムーズで、ごちゃつきがなくなります。③4分の3を意識する。収納場所に対していっぱいまで入れるのではなく、4分の3までとすると余裕が生まれ、美しく見えます。ものを出し入れするたびに気分が上がるでしょう。

 さて、井田さんといえば、「だわへし片づけ」の提唱者です。「だ」は「出す」で、中に入っているものをすべて出して、全体が見えるようにします。次に、「わ」は「分ける」。同じ種類のものをまとめて、状態や数などを確認しましょう。「へ」は「減らす」。1種類1つに減らすのがポイントです。また、あまり使わないものがあれば処分します。「し」は「しまう」。残したものを収納場所にしまいます。このとき、前述のように仕切りを使って枠を作り、枠内に収納すると、使いやすくなります。

 「だわへし片づけ」で「小片づけ」すれば、知らない間に家中がきれいに片づいているでしょう。