会話術のプロ、鹿島しのぶさんによると、親しい人にこそ言葉を意識して使いたいとか。
家族なら言わなくてもわかってもらえると考えがちですが、親しい関係だからこそ、「ありがとう」「ごめんなさい」などの気持ちを言葉として表すことが大切です。
とくに「ありがとう」は一日に何度でも言ってよい言葉。
多少照れくさくても、きちんと目を見て感謝の気持ちを伝えましょう。
謝罪の「ごめんなさい」も同様です。
意地を張って言葉にできなかったことがあるかもしれません。
しかし、時間がたつほど言いにくくなります。
すぐに謝れなかったら、「あのときはごめんなさい」と後日でもOK。
そのままにしておくと頭の中に「ごめんなさいと言わなかった」という気持ちが残ってモヤモヤします。
そして、相手のよいところを積極的に言葉にしてほめましょう。
「髪の色が素敵ですね」「おしゃれなバッグですね」など、口に出してほめるのです。
ほめられれば、だれでもうれしいもの。
そして、ほめてくれたあなたに好意を持ち、人間関係が良好になります。
とくに、シニア世代は大げさにほめても嫌味に感じられず、会話を弾ませるエッセンスになります。
日ごろからきれいな言葉遣いを心がけることもポイントです。
親しい人にはずけずけとものを言ったり、乱暴な言葉遣いをしたりしてもいいというのは間違い。
だれに対してもきれいな言葉を使うことで、自分自身にも影響します。
言葉には言霊があるからです。
何より、きれいで前向きな言葉をつねに使っていると、気持ちが前向きになり、自然と自信につながるでしょう。
最後に、気をつけたいのが「でも」「違う」など、否定から入ることです。
自分の価値観からずれると否定したくなるものですが、否定から入るのはよくありません。
想像してみましょう。自分の価値観を押しつけて否定するばかりの人とは話をしていても楽しくないはずです。
